PMSと月経困難症
生理前と生理中の症状についてまとめようと思います。
ネットや本などでも数多くとら上げられておりますが、簡単にまとめてみました。
生理前
月経前3〜10日の間続く精神的あるいは身体的症状。
症状 イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力低下、睡眠障害、のぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感、腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張り。
原因
はっきりとした原因は分かっていないそうですが、排卵から月経の間(黄体期)にエストロゲンとプロゲステロンの分泌の変動により、脳内のホルモンや神経伝達物質に異常を引き起こすことが原因の一つと考えられています。
生理中
月経困難症
月経の直前あるいは開始とともに症状が発現。
月経困難症はふたつの種類があります。
①機能性月経困難症
15〜25歳の女性に多い。
痛みの持続は4〜48時間ほど。
『原因』
⑴プロスタグランジンによる子宮の過度な収縮
プロスタグランジンとは血中にある物質で、子宮の収縮や胃腸の動きを良くする働きがあります。
生理になってこの物質が過剰や生成されると、子宮が過度に収縮し、痛みとなります。
また血中でグラジキンという物質と結合すると、自由神経終末が痛みとして感知します。
プロスタグランジンが原因の場合は痛み止めで解消されます。
⑵子宮が未熟なことによる頚管の狭小化
これは子宮の発達していない10代の女性に多く見られます。
頚管、つまり血の出て行く出口が狭いため、上手く血液が排出されない場合はさらにプロスタグランジンが生成され、痛みとして感知されます。
また子宮も頑張って溜まった血液を出そうとするので、頚管に圧がかかりこれも痛みの原因となります。
出産して頚管が広がるとこの痛みは解消されるので、産後生理痛が楽になる方もいます。
⑶骨盤臓器の充血による腹膜刺激症状
生理前になると、身体は羊水をつくるために水分が貯められたり、赤ちゃんのための栄養(血液)を蓄えようとします。
そのたまりにたまったものが腹膜を刺激すると痛みとして認識されます。
この場合は血液の循環を良くすれば解消されるので、お腹を温めることが有効です。
血中にはプロスタグランジンという物質がたくさんあり、子宮を収縮させる働きがあります。
この物質が過剰に分泌されることが生理痛に繋がります。
通常生理痛は身体が成熟するにつれて、楽になっていくのですが、それにもかかわらずひどくなる場合は器質性月経困難症にあたるかもしれません。
子宮そのものに問題がある可能性があるため産婦人科で診断を受けた方が良いでしょう。
器質性月経困難症でなければ、ある程度ご自身でケアを行うことは可能です。
痛み止めを飲む、温める、軽めの運動で血流を促すなどです。
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